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結論
「Steam Deck OLEDを久しぶりに調べたら、思っていたよりずっと高い」
「以前は10万円を切っていたはずなのに、どうして13万円、16万円台になっているの?」
2026年にSteam Deck OLEDを検討し始めた方なら、ここで一度立ち止まった方も多いのではないでしょうか。日本では2026年3月と6月に価格が改定され、512GBモデルは84,800円から137,980円、1TBモデルは99,800円から167,980円へ変わりました。しかも、価格が上がったからといってCPUやGPUが新しくなったわけではありません。
では、なぜここまで価格が変わったのか。そして現在の価格でもSteam Deckを選ぶ理由はどこにあるのか。この記事では、KOMODOとValveの公式発表を基に価格改定の経緯を整理し、2026年9月時点の在庫状況、SteamOSの特徴、Windows搭載ポータブルゲーミングPCとの違いまで確認します。
まず、国内正規流通におけるSteam Deck OLEDの価格改定を時系列で整理します。
| 時期 | 512GB OLED | 1TB OLED | 状況 |
|---|---|---|---|
| 2023年11月 国内オンライン販売開始時 |
84,800円 | 99,800円 | Steam Deck OLEDの国内販売開始価格 |
| 2026年3月6日 | 99,800円 | 114,800円 | 日本・韓国・台湾で価格改定 |
| 2026年6月1日 | 137,980円 | 167,980円 | 日本を含む4地域で再度価格改定 |
| 2026年9月27日確認時 | 公式ストアで売り切れ表示 | 公式ストアで売り切れ表示 | 再入荷情報はKOMODO STATION・Steam Deck日本公式Xで案内 |
※価格はKOMODOの国内公式発表に基づく税込価格です。2026年9月27日時点では、KOMODO STATIONの商品ページで512GB・1TBとも売り切れ表示を確認しています。
発売時と2026年6月改定後を比べると、512GBモデルは53,180円、1TBモデルは68,180円高くなりました。
ここで注意したいのは、値上げに合わせて「Steam Deck OLED 2026年版」のような高性能モデルへ切り替わったわけではないことです。
現在の512GB/1TB OLEDは、2023年に登場したSteam Deck OLEDと同じ製品系列です。価格だけを見ると印象は大きく変わりましたが、値上げの背景はハードウェア更新とは別にあります。
「Steam Deckが値上がりした理由」とひとまとめにすると、少し分かりにくくなります。2026年の2回の改定は、公式発表を分けて読むと整理しやすくなります。
KOMODOは2月27日の発表で、日本・韓国・台湾における3月6日からの価格改定について、Steam Deck発売当初から続く物流コストの上昇と、為替環境の変化を理由として説明しています。
この時点で日本価格は、512GBが84,800円から99,800円へ、1TBが99,800円から114,800円へ変更されました。
Valveは5月27日、Steam Deck OLEDの価格を引き上げる理由として、メモリおよびストレージのコスト上昇を明記しました。同時に、Steam Deck本体そのものは変更しておらず、新価格は部品コストの状況と、業界全体に及ぶ世界的な物流上の課題を反映したものだと説明しています。その後、日本では6月1日にKOMODOから新価格が発表され、512GBは137,980円、1TBは167,980円となりました。
Valveは5月の価格改定案内で、Steam Deck本体は変更していないと明記しています。現在のSteam Deck OLEDの主な仕様は次の通りです。
| CPU | AMD Zen 2/4コア8スレッド/2.4~3.5GHz |
|---|---|
| GPU | AMD RDNA 2/8CU/最大1.6GHz/最大1.6 TFLOPS FP32 |
| メモリ | 16GB LPDDR5-6400 |
| 画面 | 7.4インチ HDR OLED/1280×800/最大90Hz |
| ストレージ | 512GB NVMe SSD/1TB NVMe SSD |
| 拡張 | microSDカード対応 |
| バッテリー | 50Wh/公称3~12時間 |
| 無線 | Wi-Fi 6E/Bluetooth 5.3 |
| 重量 | 約640g |
| OS | SteamOS 3 |
つまり、2026年の値上げは「新しいAPUへ変わったから」「メモリが増えたから」という価格改定ではありません。
この点は、購入判断でかなり重要です。
発売時より価格は上がりましたが、Steam Deck OLEDを選ぶ価値の中心は、最新SoCの性能競争ではなく、SteamOS、入力デバイス、Deck Verified、サスペンド/レジュームを含めたゲーム機としての使い勝手にあります。
価格だけでなく、2026年は在庫状況にも注意が必要です。
6月1日の価格改定発表時、KOMODOは512GB・1TBのSteam Deck OLEDが在庫切れであることを案内していました。
2026年9月27日にKOMODO STATIONの商品ページを確認した時点でも、512GB・1TBともに「売り切れ」と表示されています。
そのため、「現在の公式価格が137,980円/167,980円だから、すぐその価格で注文できる」とは限りません。再入荷を待つ場合は、KOMODO STATIONのほしい物リストや、Steam Deck日本公式Xの再入荷案内を確認する形になります。
ここまで価格だけを見ると、「以前より高くなったなら魅力がなくなったのでは」と感じるかもしれません。
ただ、Steam Deckの特徴は、単純なCPU・GPU性能だけではありません。
SteamOSには、高速なサスペンド/レジューム機能が組み込まれています。
ゲーム中に電源ボタンを押すとスリープへ入り、再度押すと中断した場所から戻る。この使い方は、「PCゲームを携帯ゲーム機のように遊びたい」という人には分かりやすい魅力です。
ValveはSteam Deck上でのゲーム互換性を、Verified、Playable、Unsupported、Unknownの4段階で分類しています。
コントローラー操作、画面表示、ランチャー、Protonやアンチチートを含むシステム対応まで確認したうえで表示されるため、購入前にSteamライブラリを見ながら相性を確認できます。
ただし、「Verifiedなら将来も永遠に必ず同じように動く」という保証ではありません。ゲームやSteamOSのアップデートに合わせて互換性評価も更新されています。
左右のトラックパッドも、Windows系の携帯ゲーム機とは少し違うポイントです。
マウス操作を前提にしたゲームやデスクトップ画面で、アナログスティックだけでは操作しにくい場面を補えます。Steam Inputと組み合わせて、ゲームごとに操作を作り込めるのもDeckらしい部分です。
普段購入するゲームの多くがSteamにあり、Verified/Playableの範囲で遊ぶ。そういう人なら、Windowsデスクトップを日常的に操作せずにゲームへ入れるSteam Deckの設計と相性があります。
価格が上がった2026年では、以前のように「安いからSteam Deck」という選び方はしにくくなりました。それでも、Steamライブラリを携帯ゲーム機らしく扱えることにいくら価値を感じるかが、現在の購入理由になります。
反対に、値上げ後のSteam Deck OLEDが自分の用途と合わないケースもあります。別の端末も比較したい場合は下記記事を参照ください。
Steam Deckの価格が変わったことで、「Steam Deckを買うか、買わないか」だけではなく、同じ予算で何ができるかを比べる意味が大きくなりました。
Steam以外のPCゲームストアやWindowsアプリも使いたいなら、Windows搭載機を比較します。メリットは、一般的なWindows PCと同じソフト環境を使えること。Steam、Epic Games Store、Xboxアプリなど、Windows向けに提供されるサービスをそのまま導入しやすい点です。

その代わり、Windows Update、ドライバー、デスクトップ操作など、PCとして管理する場面も増えます。
遊びたいのが原神や鳴潮などAndroid向けゲーム中心なら、Steam Deckとは別カテゴリのAndroidゲーム機も候補です。SteamのWindowsゲームを本体へ通常インストールする製品ではありませんが、物理コントローラーとAndroidゲームを組み合わせたい人には用途が分かりやすい端末です。

Steam Deckが値上がりしたからWindows機が自動的に得になる、という話ではありません。Windows機のほうが高い構成もありますし、Steam DeckのSteamOSに魅力を感じる人もいます。
最初に決めたいのは、遊びたいゲームとストアです。
この順番で考えると、「値上げしたから損」「安いほうが得」という比較から離れ、自分のライブラリに合う端末を選びやすくなります。
Steam Deck OLEDの現在の価格はいくらですか?
2026年6月1日にKOMODOが発表した日本向け価格は、512GBが137,980円、1TBが167,980円です。2026年9月27日時点で確認できる最新の国内公式価格として本記事ではこの金額を掲載しています。
今すぐ公式ストアで買えますか?
2026年9月27日にKOMODO STATIONの商品ページを確認した時点では、512GB・1TBとも売り切れ表示です。再入荷時期は本記事では確認できていません。KOMODO STATIONのほしい物リストやSteam Deck日本公式Xの案内をご確認ください。
値上げでSteam Deck OLEDの性能も上がりましたか?
Valveは2026年5月の価格改定案内で、Steam Deck本体自体は変更していないと説明しています。値上げは新型APUやメモリ増量に伴うものではありません。
Steam DeckにWindowsをインストールできますか?
可能です。ValveはSteam Deck OLED/LCD向けのWindowsドライバーを公開しています。ただし「Steamハードウェア上のWindows」についてValveはサポートを提供していません。また、公式のSteamOSデュアルブートウィザードは現在も利用できないと案内されています。Windows前提なら、最初からWindows搭載機を比較する方法もあります。
Windowsを入れればSteamOSと同じように使えますか?
同じではありません。SteamOSにはSteam Deck向けに組み込まれた高速サスペンド/レジュームなどがあります。WindowsでもSteamは利用できますが、OSやドライバー、電源管理まで含めてSteamOSと同一の体験になるとは限りません。
Steam Deck 2を待ったほうがいいですか?
2026年9月27日時点で、ValveのSteam Deck公式製品ページ・公式ニュースには「Steam Deck 2」という次世代製品の正式な発売発表は確認できません。本体が必要な時期、現在遊びたいゲーム、予算を基準に判断し、未発表製品の噂だけを前提に購入を延期するかは慎重に考えるのがおすすめです。
中古や旧LCDモデルなら安く買えますか?
中古市場や店舗在庫によっては価格を抑えられる場合があります。ただし、中古品はバッテリー状態、保証、SSD交換歴、スティックやボタンの状態を確認してください。旧LCDモデルはOLED版と画面、バッテリー、Wi-Fi、重量などの仕様が異なるため、価格だけでなく世代差も含めて比較する必要があります。
Steam Deck Verifiedなら、すべて問題なく遊べますか?
VerifiedはValveの互換性チェックで、入力、画面、シームレスな操作、Protonやアンチチートを含むシステム対応などの基準を満たしたタイトルに付く評価です。ただし、ゲームやOSのアップデートで状況が変わる可能性があるため、購入前に現在の評価を確認してください。
2026年のSteam Deck OLEDは、価格だけを見ると発売時とはかなり印象が変わりました。国内では3月に、物流コストと為替環境の変化を背景に最初の値上げ。6月には512GBが137,980円、1TBが167,980円へ改定されています。
Valveは5月のグローバル価格改定について、メモリ・ストレージコストの上昇と世界的な物流課題を理由に挙げ、Steam Deck本体自体は変更していないと説明しています。つまり2026年のSteam Deck選びは、以前のように「安価な携帯PCだから選ぶ」というより、SteamOSの使いやすさ、Deck Verified、高速なサスペンド/レジューム、トラックパッドを含む操作環境に価格分の価値を感じるかで考えるほうが自然です。そして現在は、価格だけでなく在庫も確認が必要です。2026年9月時点のKOMODO STATIONでは、512GB・1TBとも売り切れ表示でした。Steamのライブラリを中心に遊び、ゲーム機のような操作感を重視するなら、再入荷を待ってSteam Deckを選ぶ理由はあります。
逆に、Steam外のWindowsゲームやPCアプリを広く使いたいならWindowsポータブルPC。Androidゲーム中心ならAndroidゲーム機。値上げ後だからこそ、「どの端末が高いか」より「自分のゲームをどのOSで遊ぶか」から選んでみてください。
※本記事は2026年9月時点で確認したValveおよび株式会社KOMODOの公式情報を基に作成しています。価格・在庫・互換性情報は変更される場合があります。
※2026年3月の国内価格改定理由はKOMODOの公式発表、5月のグローバル価格改定理由はValveの公式発表を基準に記載しています。メーカーが具体的に示していない個別部材の不足率や需要要因などは、値上げ理由として断定していません。
※Steam DeckのWindows利用についてはValveがドライバーを公開していますが、Steamハードウェア上のWindows自体はサポート対象外と案内されています。ゲーム互換性はSteam Deck Verifiedの最新表示をご確認ください。