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【Steam携帯機】Steam DeckとWindowsポータブルゲーミングPCはどっち?Game Pass・Epic・MODで比較

July 31, 2026

「Steamで購入したゲームを、ベッドやソファで遊びたい」
「デスクトップPCを起動するほどではないが、空いた時間に積みゲーを進めたい」

このような目的で「Steam 携帯機」と検索すると、最初の候補になりやすいのがValveのSteam Deckです。Steam Deckは、Steamライブラリを携帯型端末で遊ぶために設計されており、ゲーム機に近い操作画面、スリープを含む手軽な運用、SteamOSに最適化された操作性が強みです。

一方、携帯機で遊びたいゲームがSteamだけとは限りません。Epic Games Storeで入手したゲーム、PC Game Passのダウンロード版、Windows向けのMOD管理ツール、特定のランチャーやアンチチートを使うゲームまで含めると、Windows 11を搭載したポータブルゲーミングPCのほうが設定しやすい場合があります。

結論からいうと、選び方は次のように分かれます。

  • Steamライブラリを中心に、価格とゲーム機らしい使いやすさを優先するならSteam Deckが有力です。
  • PC Game Pass、Epic Games、Windows用MODツール、PC作業まで一台にまとめたいなら、WindowsポータブルゲーミングPCが適しています。

この記事では、Steam DeckとWindowsポータブルゲーミングPCの違いを、OS、ゲーム互換性、ランチャー、MOD、価格、画面サイズの面から比較します。

Steam DeckとWindowsポータブルゲーミングPCの結論

Steam DeckとWindowsポータブルゲーミングPCは、見た目こそ似ていますが、優先している体験が異なります。

  • Steam Deck: SteamOSを使ってSteamライブラリを分かりやすく管理し、ゲーム機に近い操作で起動する端末です。
  • WindowsポータブルゲーミングPC: デスクトップPCやノートPCと同じWindows環境を、小型の本体へ収めた端末です。
重視すること 向いている端末
Steam中心で遊ぶ Steam Deck
価格を抑えたい Steam Deck
ゲーム機に近い操作性 Steam Deck
PC Game Passを端末へインストール Windows機
Epic Games Launcherを公式環境で使用 Windows機
Windows向けMOD管理ツールを使用 Windows機
PC用ソフトやOfficeを使用 Windows機
高性能APUや大容量メモリを選ぶ Windows機
8~11インチの大画面を選ぶ Windows機

Steamしか使わない人にとって、Windows機は必ずしも上位互換ではありません。反対に、複数のPCゲームストアやWindows用ソフトを日常的に使う人にとっては、Windows機の価格差に意味が生まれます。

OSの違い

Steam Deckは、Arch Linuxを基盤とした「SteamOS 3」を搭載しています。デスクトップ環境にはKDE Plasmaが採用されています。[1]

WindowsポータブルゲーミングPCは、一般的なデスクトップPCやノートPCと同じWindows 11を搭載しています。

Steam Deckは「Steamしか遊べない端末」ではない

Steam Deckについて、「Steam以外のゲームは一切遊べない」と説明するのは誤りです。Valveの公式FAQでは、非SteamゲームをSteamへ追加し、Protonを通じて実行できると説明されています。[1]
Steam Deckにはデスクトップモードもあり、ブラウザやデスクトップアプリをインストールし、それらをゲームモードへ追加することもできます。[2]

そのため、Steam Deckは厳密にはSteam専用ゲーム機ではなく、SteamOSを搭載したLinux PCです。ただし、Steamストア以外のサービスを使用する場合は、次の作業が必要になる可能性があります。

  • デスクトップモードへ切り替える
  • Linux対応アプリを探す
  • 非公式または代替ランチャーを導入する
  • Protonのバージョンを調整する
  • ゲームごとの起動オプションを設定する
  • コントローラー設定を変更する

これらの作業を楽しめる人にはSteam Deckの自由度は十分高い一方、Windowsと同じ操作だけで完結させたい人には、設定が複雑に感じられる場合があります。

「Deck確認済み」以外のゲームは遊べないのか

Deck確認済みは、「そのゲームがSteam Deck上で、追加設定をほとんどせず快適に使える」というValveの評価です。
「プレイ可能」に分類されたゲームは、タッチスクリーンでランチャーを操作する、コミュニティ製コントローラー設定を選ぶなど、何らかの手動調整が必要になる可能性があります。「未確認」は、Valveがまだテストしていないという意味であり、必ず動かないという意味ではありません。したがって、Steam Deckで遊べるゲームを調べる場合は、確認済みマークの有無だけでなく、現在の互換性評価と必要な設定を確認することが重要です。

Windows機を選ぶ意味が大きい5つのケース

1.PC Game Passを端末へダウンロードしたい

PC Game Passのゲームをローカルへインストールするには、Windows版Xboxアプリを使用します。SteamOSでは、Xboxアプリを通常の方法でインストールし、PC Game Passのゲームを端末へダウンロードすることはできません。Steam Deckではクラウドゲーミングを利用する公式手順がありますが、インターネット接続のない場所でもPC Game Passの対応ゲームを遊びたい場合は、Windows機が適しています。

2.Epic Games Launcherを公式環境で使いたい

Epic Games Launcherの公式動作環境にLinux版は含まれていません。[3] Steam Deckでも代替ランチャーやProtonを使って動かす方法はありますが、公式ランチャーをWindows PCと同じ手順で使用したい場合は、Windows機のほうが分かりやすくなります。

3.Windows向けのMOD管理ツールを使いたい

MODの導入難易度は、ゲームとMODの配布方法によって異なります。Steam Workshopに対応しているゲームなら、Steam Deckでも管理しやすい場合があります。
一方、Nexus ModsのVortexなど、Windowsを中心に設計されたMOD管理ツールを使う場合は注意が必要です。VortexはLinuxを正式サポート対象としていません。[4] Windows機なら、Windows向けMOD管理ツールを一般的なPCと同じ環境で扱えます。

4.複数のゲームランチャーを使う

PCゲームでは、Steam以外にもEpic Games、Xboxアプリ、Battle.net、EA app、Ubisoft Connectなどが使われます。SteamOSでも一部を利用する方法はありますが、ゲームごとに導入方法や互換性を確認する必要があります。複数のランチャーを頻繁に切り替える人は、Windows機のほうが管理手順を統一しやすくなります。

5.ゲーム以外のWindowsソフトも使う

WindowsポータブルゲーミングPCは、小型のWindows PCです。キーボードやマウスを接続すれば、ブラウザ、文書作成、動画編集などにも使用できます。普段からWindows用ソフトを使っている場合は、Windows機のほうが既存の作業環境を移しやすくなります。

アンチチート搭載ゲームはSteam Deckで遊べないのか

アンチチートを使用するゲームが、すべてSteam Deckで動かないわけではありません。Valveによると、ProtonはEasy Anti-CheatとBattlEyeに対応しています。ただし、Easy Anti-Cheatではゲーム開発元がLinux対応を有効にする必要があり、BattlEyeもタイトルごとの設定が必要です。[5]

つまり、同じアンチチートを使用していても、Steam Deckで動くゲームと動かないゲームが存在します。アンチチート対応は、使用しているアンチチートの種類、開発元がProton対応を有効にしているか、カーネルレベルの機能を要求するかなどによって決まります。「Steam Deckではアンチチートゲームが動かない」「Windowsならすべて動く」と単純化せず、遊びたいゲームごとに確認してください。

Steam DeckへWindowsをインストールすればよいのか

Steam DeckはPCであり、Windowsをインストールすることも可能です。Valveは、Steam Deck向けのWindows用ドライバーとインストール情報を公開しています。[2]

Windowsを導入すれば、XboxアプリやEpic Games LauncherなどをWindows環境として使用できます。ただし、Steam DeckにWindowsを入れる場合は、Windowsのインストール、各種ドライバーの導入、Steam Deck用コントローラー設定、ストレージの分割などを自分で管理する必要があります。最初からWindowsを使うことが目的なら、Windows搭載ポータブルゲーミングPCを選んだほうが、購入直後の作業を減らせます。

Steam DeckとWindowsポータブルゲーミングPCの比較

比較項目 Steam Deck OLED WindowsポータブルゲーミングPC
OS SteamOS 3 Windows 11
Steam最適化 されている 通常のWindows版を使用
非Steamゲーム 追加可能だが設定が必要な場合あり Windows版を通常の手順で導入
Epic Games 公式Linuxランチャーなし 公式ランチャー対応
PC Game Pass クラウド利用が中心 ローカルインストール可能
Steam Workshop 対応ゲームなら利用しやすい 利用可能
VortexなどのMOD管理 Linuxは正式サポート外 Windows環境で利用可能
アンチチートゲーム 側のProton対応次第 Windows対応状況次第
操作画面 ゲーム機に近い Windows操作が基本
デスクトップ利用 KDE Plasma 一般的なWindows
価格 比較的安い 高性能機は高価
画面サイズ 7.4インチ 約7~11インチ
カスタマイズ性 SteamOSとLinuxの知識が必要 Windowsの知識を流用しやすい

Steam Deck OLEDの日本価格は、512GBモデルが99,800円、1TBモデルが114,800円です。[6] Windows機は性能や画面サイズの選択肢が多い一方、Steam Deckの2倍前後の価格になる製品もあります。

7インチ・8インチ・10インチの違い

画面サイズの選択は、ポータブルゲーミングPCを選ぶ上で重要です。

  • 7~7.4インチ級: 横幅と重量を抑えやすく、電車や外出先でも取り出しやすいことが利点です。Steam Deck OLEDは7.4インチです。
  • 8インチ級: 携帯性を大きく失わず、文字やマップを見やすくしたい人向けです。AOKZOE A1Xは8インチ画面を搭載しています。ただし、8インチ機は必ず軽いわけではなく、AOKZOE A1Xは約748gあります。
  • 10インチ以上: RPGの文字、シミュレーションゲームの情報、デスクトップ画面が見やすくなります。両手で持ち続けるより、机、膝、スタンドへ置く使い方に向いています。OneXPlayer X1 Airは約10.95インチです。

Windows機にもあるデメリット

Windows機を「Steam Deckの完全な上位互換」と考えると、購入後に不満が出る可能性があります。

  • 価格が高い: 高性能なWindowsポータブルPCは20万円を超えることがあります。PC Game PassやMODを利用しない場合、価格差に見合うメリットを得られない可能性があります。
  • Windowsは小画面向けOSではない: 7~8インチの画面では、ダイアログや設定画面がタッチ操作しにくい場合があります。すべての操作がゲームパッドだけで完結するとは限りません。
  • 本体が重くなりやすい: 高性能APUや大型画面を搭載するため、Steam Deckより重い製品があります。
  • バッテリー消費が大きくなる場合がある: 高い消費電力で動作させればフレームレートは上がりますが、バッテリー駆動時間は短くなります。

おすすめWindowsポータブルゲーミングPC

AOKZOE A1X AOKZOE A1X 国内正規版
8インチ大画面 Ryzen AI 9 HX 370 手持ちの最適解

214,000円(税込)〜

※価格は記事公開時点の目安です。最新の価格・在庫は商品ページをご確認ください

8インチの画面は、7インチ級より文字やメニューを確認しやすく、Steam、Epic Games、XboxアプリなどをWindows環境でまとめて管理できます。Steam以外のランチャーを使用し、8インチ画面と高性能APUを重視する人に向いています。(※約748gあるため、軽量さよりも大画面と性能を優先したモデルです)
OneXPlayer X1 Air OneXPlayer X1 Air 国内正規版
10.95インチ 2.5K コントローラー着脱式 Windows 11搭載

258,000円(税込)〜

※価格は記事公開時点の目安です。最新の価格・在庫は商品ページをご確認ください

10.95インチの画面と着脱式コントローラーを備えた3-in-1 Windows PCです。携帯ゲーム機というより、コントローラーを装着できる小型Windowsタブレットに近い製品です。SteamやPC Game Passを大きな画面で遊ぶほか、キーボードを装着して文章作成やブラウザ作業にも使用できます。

よくある質問

Steam DeckではSteam以外のゲームを遊べませんか?

遊べる場合があります。Valveは非Steamゲームの追加とProtonによる実行に対応しています。ただし、公式Linux版がないランチャーやゲームでは、個別の設定と互換性確認が必要です。

Steam DeckでEpic Games Storeを使えますか?

代替ランチャーや互換環境を利用する方法があります。ただし、Epic Games Launcher自体の公式対応OSにLinuxは含まれていません。公式環境と同じ手順で使いたい場合はWindows機が適しています。

Steam DeckでPC Game Passを遊べますか?

Xbox Cloud GamingをMicrosoft Edge経由で利用する公式手順があります。PC Game Passのゲームを端末へダウンロードして遊ぶには、Windows版Xboxアプリが必要です。

Steam DeckでMODは使えますか?

ゲームとMODの種類によります。Steam Workshop対応MODは比較的利用しやすい一方、VortexなどのWindows向けツールはLinuxを正式サポートしていないため、設定の難度が上がります。

Windows機ならすべてのPCゲームが動きますか?

動きません。Windows対応ゲームでも、CPU・GPU性能、メモリ、ドライバー、アンチチート、DRM、コントローラー、画面解像度などによって動作状況が変わります。

まとめ:Steam中心ならDeck、PC環境を丸ごと持ち運ぶならWindows機

Steam Deckは「Steamしか遊べない端末」ではありません。非Steamゲーム、デスクトップアプリ、Proton対応タイトル、対応アンチチートなどを利用でき、Steamライブラリ中心の携帯機として高い完成度を持っています。

一方、PC Game Passをローカルへインストールする、Epic Games Launcherを公式環境で使う、Windows用MOD管理ツールを利用する、ゲーム以外のPC作業も行う場合は、WindowsポータブルゲーミングPCのほうが設定を統一できます。

選び分ける基準は次のとおりです。

  • Steam中心で価格と操作性を優先するならSteam Deck
  • PC Game PassとEpic Gamesを頻繁に使うならWindows機
  • Steam Workshop中心のMODならSteam Deckも候補
  • VortexなどWindows用MODツールを使うならWindows機
  • 7インチ級と軽さを重視するならSteam Deck
  • 8~11インチの画面と高性能を求めるならWindows機

現在所有しているゲームがどのストアにあるか、PC Game Passを使うか、どのMOD管理ツールを使うかを確認したうえで選ぶことが、購入後の後悔を減らします。

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【記事情報・参考資料】

本記事は、2026年7月25日時点で公開されているValve、Microsoft、Epic Games、Nexus Mods、KOMODO、AOKZOE、One-Netbook、HIGH-BEAMの公式情報を基に作成しています。
Steam Deckの互換性、Proton、アンチチート、各ゲームランチャー、PC Game Pass、MOD管理ツールの対応状況は、アップデートによって変更される可能性があります。
製品価格、構成、在庫状況は変動します。購入前に各公式サイトと商品ページの最新情報をご確認ください。

  • [1] Steam Deck | Steam
  • [2] Steam Deck デスクトップ:よくある質問 | Steamサポート
  • [3] Epic Games Launcherのシステム要件は? | Epic Games Store
  • [4] Vortex on Linux | Nexus Mods Help
  • [5] Anti-Cheat | Steamworks
  • [6] Steam Deck OLED | KOMODO STATION
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