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「PCが高い」──店頭で感じたその違和感は、決して気のせいではありません。 背景にあるのは、止まらない世界的なAI需要です。PCの心臓部となる主要パーツが大型のサーバー向けに優先的に供給されており、私たちが使用する一般向けパソコンへの供給が細っている状況です。
「待てば下がる」と言いたいところですが、今の相場を見る限り、2025年末以降もこの上昇トレンドは続くでしょう。「必要な時に買う」ではなく「買える時に押さえておく」ことこそが、今のPC選びの自衛策と言えそうです。
ここ数年、同じクラスのPCでも世代が新しくなるたびに「数万円単位」で値上がりするケースが増えてきました。 その主な理由は、
といった、PCの外側ではなく「中身の取り合い」が起きているためです。 ユーザー視点では「体感性能はそこまで変わっていないのに、価格だけ上がっている」ように見えてしまい、どうしても割高に感じてしまうのが正直なところです。

この前提がある以上、「値下がりを待つ」よりも、どういう買い方をすれば総コストを抑えられるかに発想を切り替えた方が合理的です。
「メモリなんて16GBあれば十分でしょ?」 数年前ならその通りでしたが、2025年の今、その認識は「ちょっと危険」と言わざるを得ません。
実際のゲームプレイを想像してみてください。 ただゲーム画面を開くだけではありませんよね?
今のゲーマーにとって、これはごく普通の光景です。でも、この状態でメモリ16GBだと、ウィンドウを切り替えた瞬間に画面が固まったり、ゲームのロードが微妙に遅くなったりと、地味なストレスが溜まり始めます。 Windows自体も年々重くなっていますから、「何も気にせず快適に使いたいなら32GB」というのが、現実です。
ストレージ(保存容量)も同じです。 最近の大作ゲームは、1本で100GBを超えることも珍しくありません。 OSや必須アプリの分も考えると……
というイメージが妥当です。
値上がり傾向が続く中でも、「構成と価格のバランスが現実的」といえるポジションの例として、代表的な2台を挙げておきます。
構成イメージ:Intel N150 / メモリ16GB / SSD 1TB
CPUはライトユース寄りですが、最初から1TB SSDを備えている点がポイントです。ブラウジング、動画視聴、Office、軽めのゲームといった用途なら、
といった意味で、日常用途のベースマシンとして扱いやすい構成です。
税込 73,500円~
※2025年12月現在の価格
構成イメージ:Ryzen AI 9 HX 370 搭載/メモリ最大64GB/大容量SSD構成あり
「スペックで悩む時間を削りたい」人向けのポータブル機です。メモリ64GBや大容量SSDを選べるため、
といった使い方でも余裕が持てます。価格自体は高めですが、「長く使う前提の投資」としては合理的な一台と言えます。
税込 184,000円~
※2025年12月現在の価格
PCの価格は流動的ですが、あなたのやりたいことを後回しにしても、その思いが消えるわけではありません。
この方針を押さえておけば、「タイミングを外して大怪我する」リスクはかなり抑えられます。
「自分に32GBも必要なのか」「ファンの音はどれくらい気になるのか」といった疑問は、スペック表だけ見ていても解決しません。迷ったら、HIGH-BEAM(ハイビーム)の店舗で実機を触りながら相談するのが近道です。
今の価格動向と、あなたの用途・予算を天秤にかけつつ、「背伸びしすぎず、でも数年は戦える一台」を一緒に詰めていくことができます。
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