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海外の人気ガジェット系YouTubeチャンネルで、AMD Ryzen AI Maxシリーズを搭載した「GPD WIN MAX 3」の詳細な検証動画が公開されました。 約300項目に及ぶベンチマークをはじめ、ゲーム性能、電力効率、冷却性能、バッテリー駆動時間まで徹底的に検証されています。
今回注目したいのは、Ryzen AI Max 388の優れたコストパフォーマンスと、携帯ゲーム機としてだけでなく、高性能なWindows PCとしても活用できる多用途性です。
さらに、バッテリーを取り外して冷却ファンアタッチメントに交換すれば、高性能なミニデスクトップPCとしての運用も可能です。
GPD WIN MAX 3には、AMD Ryzen AI Max 388と、上位のRyzen AI Max+ 395を搭載したモデルが用意されています。
Ryzen AI Max 388は8コアCPUを搭載し、上位の395+は16コアCPUを搭載しています。しかし、ゲーム性能における差は想像以上に小さいことが確認されました。
実際のゲームテストでは、タイトルや動作条件によって異なるものの、性能差は約10%前後にとどまるケースもあります。
ゲームを中心に楽しむならRyzen AI Max 388でも十分な性能を発揮。一方、128GBメモリを搭載する上位モデルは、ローカルLLMなどのAI用途にも適しています。
ゲーム性能と価格のバランスでは、Ryzen AI Max 388が非常に魅力的な選択肢です。
今回の検証では、ROG Xbox Ally Xとのゲーム性能比較も実施されています。720P、同一25W設定での平均FPS比較では、GPD WIN MAX 3が高い性能を発揮しました。
| ゲームタイトル | 性能差 |
|---|---|
| Cyberpunk 2077 | 約40%高速 |
| Deus Ex: Mankind Divided | 約37%高速 |
| DOOM: The Dark Ages | 約65%高速 |
特にレイトレーシングを利用する『DOOM: The Dark Ages』では、大幅な性能向上が確認されています。
さらにTDPを30W、40Wへ引き上げることで性能は一段と向上。
1440pでの高画質ゲームプレイにも対応し、『Cyberpunk 2077』ではFSR 4とフレーム生成を利用して約120〜130fpsを記録しています。
※ゲーム設定・消費電力・アップスケーリング条件によって性能は変動します。
動画では、Intelの最新世代「Panther Lake」搭載機との比較も行われています。 10〜20W程度の低消費電力領域では、Intel Panther Lakeが優れた性能を発揮する場面があります。
一方、Ryzen AI Max 388は25〜30W以上で本来の実力を発揮。さらに高い電力を供給することで、強力な内蔵GPUの性能を引き出せます。
特に30Wを超える高負荷環境では、Panther Lakeに対して性能面で優位になるケースが確認されています。
高画質ゲームやGPU負荷の高い作業など、電力を使って高いパフォーマンスを引き出せることがRyzen AI Max 388の強みです。
GPD WIN MAX 3の大きな特徴が、取り外し可能な98Whバッテリーです。
通常はバッテリーを装着して持ち運び、外出先ではゲームや仕事に活用できます。
そして自宅やオフィスでは、バッテリーを取り外し、専用の冷却ファンアタッチメントに交換することで、高性能な据え置き型Windows PCとして活用できます。
この冷却アタッチメントは、通常の底面からの吸気に加えて前面からの吸気を可能にし、冷却効率を向上させます。
動画では、約95Wの高負荷ストレステストを実施。冷却アタッチメントの装着によって、温度を抑えながら約2〜3W高いCPUパッケージ電力を維持できたと報告されています。
レビュアーは、条件次第で約5〜10%程度の改善が期待できると評価しています。
高性能ミニデスクトップとしての使い方
・ゲーム用PC:外部モニターやテレビに接続し、高画質ゲームを楽しむ
・クリエイティブPC:動画編集、画像処理、3D制作などの作業に活用
・AI PC:ローカルAIや生成AIなど、メモリとGPU性能を活かした処理に対応
・ビジネスPC:外部キーボードやマウスを接続して普段のデスクトップ環境として活用
USB4やHDMI 2.1など豊富なインターフェースを備えているため、外部ディスプレイとの組み合わせも簡単です。
外出時はバッテリーを装着してモバイルPCに、自宅では冷却性能を強化して据え置きPCに。
ポータブルゲーミングPCと高性能ミニデスクトップPCを1台で兼用できる、GPDならではのユニークな設計です。
※バッテリーを取り外した状態では外部電源が必要です。冷却アタッチメントの効果は使用環境や設定によって異なります。
GPD WIN MAX 3は9.06インチのAMOLEDディスプレイを搭載しています。
・2400×1504の高解像度
・最大165Hzの高リフレッシュレート
・最大650nitの高輝度
・ネイティブランドスケープ対応
動画では歴代WIN MAXシリーズとの屋外視認性比較も実施。
直射日光下では従来モデルよりも画面が見やすく、ディスプレイ品質の進化が確認されています。
165Hzの滑らかな表示はゲームだけでなく、普段のWindows操作にも快適さをもたらします。
本体には97Whの大容量バッテリーを搭載。 動画内の実測では、利用状況によって以下の駆動時間が確認されています。
| 使用条件 | 駆動時間 |
|---|---|
| 低負荷時の最長実測 | 11時間34分 |
| 一般的な使用の目安 | 約3.5〜8時間 |
| 25〜30Wでのゲームプレイ時 | 約2時間 |
| 最大負荷時の最短実測 | 54分 |
また、冷却設計も進化しています。
25〜30Wでのゲームプレイでは、従来のWIN MAX 2と比較して温度が低く抑えられ、静音性も高く評価されています。
長時間のゲームや高負荷作業を想定した冷却設計は、携帯ゲーム機としてだけでなく、普段使いのPCとしても重要なポイントです。
GPD WIN MAX 3は、ゲームコントローラーとキーボードを一体化したクラムシェル型UMPCです。 ゲームをプレイしたいときはコントローラーを使い、仕事をするときはキーボードでWindowsを操作。
さらに外部モニターを接続すれば、デスクトップPCとしても利用できます。
新しい「GPD Tool」を使えば、Fn+Gキーで設定画面を表示し、TDPやファン回転数などを簡単に変更できます。
バッテリー駆動時は消費電力を抑え、自宅では高性能モードに切り替えるなど、用途に応じた設定も可能です。
本体重量は約1.2kgで、キーボードも従来のWIN MAX 2よりコンパクトになっています。そのため、長時間のタイピングでは好みが分かれる部分もあります。
それでも、ゲーム・仕事・クリエイティブ・AIという多様な用途を、コンパクトな1台にまとめた完成度の高さは大きな魅力です。
今回の検証では、GPD WIN MAX 3の高いゲーム性能、優れた冷却設計、長時間駆動、そしてWindows PCとしての多用途性が確認されました。 中でもRyzen AI Max 388は、上位の395+に迫るゲーム性能を備えながら、コストパフォーマンスに優れたモデルとして高く評価されています。
そして最大の魅力は、使う場所によって役割を変えられること。 外出先ではポータブルゲーミングPCやモバイルワークPCとして、自宅ではバッテリーを外して冷却を強化した高性能ミニデスクトップPCとして。
さらに、動画編集やローカルAIなどにも対応する高性能Windows PCとして、幅広い用途で活躍します。 ゲーム専用機では終わらない、1台で何役もこなせる新しいUMPC。 それが「GPD WIN MAX 3」です。