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「AOKZOE A1」はハンドヘルドゲーミングPCの本命の一角だ

October 17, 2022

著者:ジャイアン鈴木

「AOKZOE A1」ハイビーム販売価格:129,960円(税込)から

 

ハイビームはAOKZOE社のハンドヘルドゲーミングPC「AOKZOE A1(エーオーケー・ゾーイ エーワン)」の日本での予約販売を10月18日から開始します。本製品はプロセッサーに「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載した8型ゲーミングハンドヘルドPC。8コア、16スレッド、最大4.70GHzで動作し、統合グラフィックスに「AMD Radeon 680M」を内蔵する「AMD Ryzen 7 6800U」を採用することで、「AOKZOE A1」はゲーミング性能を大幅に向上させています。今回試作機をハイビームより借用したので、実機レビューをお届けいたします。なお、試作機ということでまだ未実装の機能があり、製品版と一部仕様が異なる点はご了承ください。



「Ryzen 7 6800U」はハンドヘルドゲーミングPCの性能を一段階引き上げる

「AOKZOE A1」はOSに「Windows 11 Home 64ビット」、CPUに「AMD Ryzen 7 6800U」を採用。メモリは16GB/32GB(LPDDR5)、ストレージは512GB/1TB/2TB(M.2 2280 PCIe Gen3 x4接続SSD)を搭載しています。

ディスプレイは8型WUXGA IPS液晶(1920×1200ドット、283ppi、350cd/m²、60Hz、マルチタッチ対応)を搭載。画面のちらつきを軽減する「DC調光」機能が導入されています。オーディオ機能はデュアルステレオスピーカーを装備。マイクは非搭載です。

インターフェイスはUSB 4.0×2、USB 3.0 Type-A×1、microSDメモリーカードスロット×1、3.5mmオーディオジャック×1を装備。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(11ax)とBluetooth 5.0をサポートしています。

本体サイズは285×125×21mm、重量は48Wh(12600mAh)バッテリーを搭載するスタンダードモデルが668g、65Wh(17100mAh)バッテリーを搭載するプロモデルが729g。プロモデルのバッテリー駆動時間は、ローカルビデオの再生で6時間、高負荷ゲームプレイ時で3時間と謳われています。なお付属の100W USB PD対応ACアダプターによるフル充電までの時間は、1.5時間とされています。

「AOKZOE A1」最大の売りは、やはりなんと言っても「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載したこと。Zen3+アーキテクチャーを採用したこのプロセッサーは、前世代の「AMD Ryzen 7 5800U」と比べて、シングルコアで11%、マルチコアで28%パフォーマンスが向上しているとされています。また統合グラフィックスに、「AMD RDNA 2」を採用した「AMD Radeon 680M」が搭載されており、3Dグラフィックス性能が大幅にアップしています。これがハンドヘルドゲーミングPCの大本命の一角と目すべき所以です。

インターフェイスはUSB 4.0を採用することで、外付けGPU(eGPU)を接続可能となりました。今回は試作機のため試すことができず、またハイビームによれば多少相性問題があるとのことですが、より高負荷なゲームをプレイしたい場合に外付けGPUにより3Dグラフィックス性能を大幅にグレードアップできるわけです。

細かなところではキックスタンドにも要注目。Nintendo Switchにも搭載されていますが、外付けゲームコントローラーでゲームをプレイするとき、動画コンテンツを鑑賞するとき、外付けキーボードとマウスでビジネスアプリを利用するときなどに、このキックスタンドは重宝することでしょう。


「AOKZOE A1」の製品パッケージ



パッケージには本体、100W USB PD対応ACアダプター、USB Type-Cケーブル、説明書が同梱。



本体前面。ディスプレイは8型WUXGA IPS液晶。本体前面には左側にBackボタン、左ジョイスティック、D-pad、Homeボタン、右側にStartボタン、X/Y/A/Bボタン、右ジョイスティック、Keyboard/Mouseスイッチ、Turboスイッチを装備。Turboスイッチを押すと後述する、パフォーマンス設定ユーティリティー「AOKZOE」が起動します




8型WUXGA IPS液晶は解像度が1920×1200ドット、輝度が350cd/m²。8型で1920×1200ドットなので解像感の高さが際立ちます



IPS液晶なので視野角は広いですが、有機ELディスプレイよりは明るさは減少します



本体背面。背面から大型ファンで給気し、上面から排気する冷却システムが採用されています



キックスタンドはある程度調節が可能。一番開くと50度の角度で設置できます



上面にはRB/RTボタン、LB/LTボタン、USB 3.0 Type-A×1、USB 4.0×1、ボリュームボタン、電源ボタン、下面にはUSB 4.0×1、microSDメモリーカードスロット×1が用意されています



グリップは最厚部が実測40.8mm、最薄部が実測32mm。中指で最薄部を握れば、意外とすんなりと手の中に収まります



100W USB PD対応ACアダプターとUSB Type-Cケーブル。USB Type-Cケーブルの長さは実測120cm



100W USB PD対応ACアダプターの型番は「FC175C」。仕様は入力100-240V~2A、出力20V 5A、15V 3A、12V 3A、9V 3A、5V 3A、3.3-20V 3.25A(PPS)、容量100W



今回の貸出機(65Whバッテリーモデル)の重量は実測725g



100W USB PD対応ACアダプター、USB Type-Cケーブルの合計重量は実測204g



「Ryzen 7 6800U」はハンドヘルドゲーミングPCの性能を一段階引き上げる

それでは今度はパフォーマンスをチェックしてみましょう。はたして「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載する「AOKZOE A1」はどのぐらいの性能を発揮するのでしょうか?


今回の貸出機はAMD Ryzen 7 6800U/RAM16GB(LPDDR5)/SSD1TB(PCIe Gen3 x4接続)というスペックです



Turboスイッチを押すと、パフォーマンス設定ユーティリティー「AOKZOE」が起動。TDP(4W/10W/15W/20W/28W)、GPUクロック周波数(200MHz/600MHz/1200MHz/1800MHz/2200MHz)、冷却ファンの回転数(30~100)などを設定可能です。今回はTDPとGPUクロック周波数を最大に、冷却ファンの回転数を自動に設定しました


結果は、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は10628pts、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1280×720ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは10996(快適)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1280×720ドット、ボーダーレス)のスコアは4651(やや快適)となりました。

「AMD Ryzen 5 5560U」を搭載する「AYANEO AIR スタンダード」が、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は5648pts、「ファイナルファンタジーXIV」は7941(やや快適)、「FINAL FANTASY XV」は2830(やや重い)だったので、「AOKZOE A1」はその約1.88倍、約1.38倍、約1.64倍のスコアを記録したことになります。



「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は10628pts、CPU(Single Core)は1488pts



「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1280×720ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは10996(快適)



「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1280×720ドット、ボーダーレス)のスコアは4651(やや快適)


ストレージ速度についてはシーケンシャルリードで3501.10MB/s、シーケンシャルライトで2902.82MB/sを記録しました。PCIe Gen3 x4接続のSSDとしては順当な結果です。PCIe Gen4 x4接続SSDを搭載してほしかった、もしくは換装可能としてほしかったと思わなくはないですがに換装可能ですが、初期ストレージがPCIe Gen3 x4接続SSDなのは、発熱を懸念してのあえての選択なのかもしれません。



「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3501.10MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は2902.82MB/s


さて実際のゲームでのフレームレートも計測してみましょう。「フォートナイト」をプレイしてみたところ、1280×720ドット時で平均87.2fps、1920×1080ドット時で平均76.8fpsのフレームレートで動作しました。これまでのゲーミングハンドヘルドPCでは1280×720ドットで「フォートナイト」をプレイしていましたが、「AOKZOE A1」ならディスプレイ本来の1920×1200ドットで精細なグラフィックを楽しめますね。


※計測条件 最大フレームレート:無制限、アンチエイリアス&超解像技術:一時的なアンチエイリアス、3D解像度:71%、描画距離:中、影:中、テクスチャ:中、エフェクト:中、ポストプロセス:中、VSYNC:オフ、モーションブラー:オン、FPSの表示:オフ、レンダリングモード:DIRECTX 11、GPUクラッシュバグの使用:オフ



「フォートナイト」のフレームレートは1280×720ドット時で平均87.2fps、1920×1080ドット時で平均76.8fps



1920×1080ドット時で平均フレームレートは76.8fpsを記録しており、「フォートナイト」をスムーズにプレイできます

なお、「フォートナイト」をバッテリー駆動で連続1時間プレイした際、バッテリー残量は100%から33%に減りました。ということは単純計算で、フォートナイトをプレイした際のバッテリー駆動時間は1時間29分ということになります。(28W実行時) 外出時にスタンダードモード15Wで、オンラインプレイ出ないゲームであれば連続3時間のプレイが可能ということで、大容量バッテリーはAOKZOEの一つの特徴であろう。



「フォートナイト」を連続で1時間プレイした際、バッテリー残量は33%まで減りました。もうちょっとバッテリーがもってほしいところですね



遅くとも11月中にはゲットできる最高パフォーマンスのゲーミングハンドヘルドPC

「AMD Ryzen 7 6800U」を搭載した「AOKZOE A1」は、ディスプレイ本来の解像度で平均60fps超えで「フォートナイト」をプレイできるパフォーマンスを実現しました。ハイビーム販売価格も136,800円(税込)~と比較的お手頃(発表から最初の3日間は、メルマガ登録しておくと届くクーポンを使ってさらに5000円引き)。同じCPUを搭載する「GPD WIN 4」も気になるところですが、11月にゲットできる最高パフォーマンスのゲーミングハンドヘルドPCとして「AOKZOE A1」は魅力的な存在と言えます。

なおハイビームによれば、「AOKZOE A1」はARグラス「Nreal Air」とのセット販売が予定されているとのこと(ハイビーム販売価格:45,980円(税込) / 本体とセット割で2,000円引き)。「Nreal Air」を「AOKZOE A1」に接続すれば、目の前にゲーム画面が浮かび、手元の「AOKZOE A1」をゲームコントローラーとしてプレイできるわけです。今回は試用機の仕様上の都合で試せなかったのですが、没入感の高いゲーム環境として楽しそうですね。「Nreal Air」を持っていない方は、同時購入を検討してみてはいかがでしょうか?


Nreal AirはUSB 4.0端子に直結可能



Nreal Airは接続するだけに外部ディスプレイとして認識します。解像度3840×1080ドット(両眼)、視野角(対角)46度の目の前に浮かぶ画面でゲームをプレイできます



ジャイアン鈴木

EYE-COM、TECH Win、TECH GIAN、PDA Magazine、DIGITAL CHOICE、ログイン、週刊アスキー、週アスPLUSと主にPC系メディアで編集兼ライターとして勤務。2015年1月よりフリーの編集兼ライターとして活動を開始しました。

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